建設技術を支える高性能な資材の研究開発・製造を行っています
建材開発
上下水道工事の施工時に使用するモルタル・無収縮材製品の知識を活かして、乾燥モルタル材の製造販売を2014年9月より開始。コンクリート構造物の補修・改修、補強に使用できる現場練りコンクリート用材料の製造に着手をし、現場練り用の生産プラントを開発。
陽光物産㈱との連携事業として2015年2月に経済産業省・中国経済産業局より認定を受け、新たな市場の発掘と新材料の開発を事業の柱として進めています。
DMC 必要な時に必要な量だけを製造する現場練りコンクリートシステム
建設工事現場の現状
建設工事に用いられるコンクリートは、工場製造後にミキサー車で打設現場に搬入する生コンクリートが主流となっていますが、インフラ補修工事の場合、一度に使うコンクリートはわずかです。
また、夜間工事が多い都心のオフィスビル等の大型車の乗り入れが制約される現場での作業が増えており、現場で材料を練り混ぜる現場練りのコンクリートが多く用いられています。
しかしながら工場出荷時にJIS認証で品質が保証されている生コンに対し、現場練りのコンクリートには品質基準がないため、材料、配合、製造、管理を含めたトータルの品質保証を求める声は多くなってきました。
DMCとは
DMCとは材料、配合、製造工程管理まで含めた品質を保証する、
高品質の現場練りコンクリートです。
また、DMCはドライミクストコンクリートの略語で、水量さえ管理すれば工場製造品と同等のコンクリートとして使用できる材料を製造できます。
現場のニーズにお応えします
メリット
- 超硬化性を発揮する
(交通事故等により壊れた構造物補修。通常28日をかけて出来る強度を僅か3時間で発揮) - 耐硫酸性を有する
(化学工場や製鉄所での硫酸ピットや酸洗処理設備、下水道管などに使用) - 軽量コンクリート、耐熱性コンクリート用等、どんな配合や数量にも対応可能
(必要な量だけ、生コンを搬入するミキサー車が入れないビルの屋上や地下、地下鉄構内などの現場で製造できる)
現場練りコンクリート用の材料
水を加える前の製品作り
- 乾燥モルタル作り
生コンの製造工場でおこなう各材料(セメント+骨材)の計量と練混ぜは、更に精度の高い品質管理の上で乾燥工場にて砂の乾燥、分級、調合(計量)、パッキングを行ないます。 - 乾燥砕石作り
2種類の砕石を乾燥させ調合(計量)、乾燥・フルイ等の工程後、パッキングして製品完成です。
プラント
本事業で開発するプラントは日本製のパン型ミキサを使用し、プラント全体のフレーム枠を地下駐車場や鉄道線路内での使用を考慮して小型化を図り、また粉じん・防音対策を講じます。
また品質の根拠となる材料計量や練混ぜ時間等の記録を残す機能を備えた仕様とします。
※特許申請出願中
DMCの活用事例
ビル屋上での施工。限られたスペースしかありませんが、DMCを活用することで生コンの作りすぎを防ぎコストもカットすることができます。
DMCの事業について
DMCS(ドライミクストコンクリートシステム)は現場練り材料であるモルタル等の開発・製造を行う陽光物産㈱との連携事業としてスタートしています。
連携事業として企画、設計、製造、販売、品質管理及びコンサルティングを行っています。
・DMCシステムに伴う各種機械、設備の企画、販売、製造、販売業務、付随するとび、土工工事業等